こんにちは、アウトドアトレーナーの森泉加奈子です。
先日、2024年2月にお客さまからの要望で、黒斑山ハイキングにご一緒させていただきました。無積雪期に「蛇骨岳」までご自分で歩かれたものの、冬の積雪期には「槍が鞘」までしか経験がなく、その先の「トーミの頭」への道のりに怖さを感じてのご依頼でした。
色々悩んだ上でのご依頼だったようで、ぜひとも一緒に黒斑山から見える浅間(前掛山)を見たい!と快諾いたしました。
快晴の空の元、浅間山の偉大さを感じられることを楽しみに当日を迎えました。当日は、冬らしい気温と、雪がちらつく天候の中、スタート。しかし、スタート直後に晴れ間が見え、雲海と富士山も見ることができました。
黒斑山(くろふやま)は、群馬県嬬恋村と長野県小諸市にある浅間山の第一外輪山の最高峰で、標高は2,404mの山です。四季を通じて、多くの登山者を魅了する黒斑山。花の百名山として5~9月にかけて、多種多様な高山植物を見ることができるのも特長です。
積雪期には『ガトーショコラ』と称される、粉砂糖(雪)がかかった浅間山を見ることができる絶景確実の山です。先ずは、絶景ポイントでもある槍が鞘までを目指します。
残念ながら雲が…。しかし、ここからがこの日の本番。トーミの頭、そして最高峰である黒斑山を目指します!降り方の確認をしながら慎重に進みました。トーミの頭からはまた登りがきつくなり、木々の間を抜けるように歩いていきます。
そして、登頂!!
浅間山を眺める背中から、満足感を感じることができました!
勿論、山は登ったら下らなければなりません。アクシデントの起こりやすい下山。しかし、この日のために日々トレーニングを積み重ねられてきました。しっかりと日頃の成果を発揮し、不安を抱えていた膝・股関節・足首にも痛みなく、景色を楽しむ余裕を感じさせながら下山が出来ました。
正しい歩行知識の獲得と、重心位置のコントロール技術、どれもすぐには身に付けることは難しいですが、日頃からの積み重ねの大切さを感じた時間でした。
お客さまからは「大満足」とお声を頂戴し安堵しました。一番は黒斑山に登頂し、浅間山を眺めて楽しそうにされるお顔を見られたことです。素晴らしい冬季ハイキングの一日にすることができました!