日本アウトドアトレーニング協会が認定するJOTA-ORT(アウトドアランニングトレーナー)がどのようなシーンで活躍し、どのような方に取得を推奨するか解説していきます。日本で初めてとなる「アウトドアトレーナー」の資格を取得し、広大な野外環境を自身の活躍の場にしていきましょう。
JOTA-ORTの講習会スケジュールは こちら
アウトドアトレーナーとは
日本アウトドアトレーニング協会が提唱する「アウトドアトレーニング」を実践する指導者のことを、ここでは「アウトドアトレーナー」と呼びます。本協会が定義する「アウトドアトレーニング」は以下の通りです。
● 野外で行うスポーツやアクティビティを安全に楽しく実施する準備として鍛錬を行うこと
例えば、今回のテーマとなるランニングやマラソンで考えていきましょう。フルマラソン42.195kmを完走するためには、それなりのトレーニングが必要なことは簡単に想像ができます。その事前段階で鍛錬を行うことはアウトドアトレーニングの定義に該当します。これは「野外」で実践するということにはこだわっておらず、野外のために屋内で準備をするというのもアウトドアトレーニングの定義に入ります。
● 野外で行うスポーツやアクティビティそのものを身体に好影響を与える鍛錬として行うこと
またフルマラソンはそれ自体が非常に強度の高い運動です。42.195kmの完走を目指す方にはそれぞれの想いや目的があると思いますが、結果的に「その運動自体が良いトレーニングになっているよね!」ということを、本協会は述べています。
ルーの法則をもとにしたトレーニングの原則には「継続性」があります。その継続性を実行し続けるために、楽しさや目的意識はとても重要なため、スポーツやアクティビティが身体に好影響を与えるという「自覚」はとても大切です。
アウトドアトレーナーが行うべきこと
その反面、自身の体力レベルに対して強度が高すぎる運動で過度な負担がかかると、怪我をしてしまうなど身体に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。その程度をコントロールし、正しく導いていくことがアウトドアトレーナーの使命の一つといえるでしょう。
本来楽しいはずであるスポーツやアクティビティをより楽しく、より効果的に行うための指導をするには、トレーニング理論やスポーツ・アクティビティそのものの知識、メディカル面の知見など、幅広い分野を学ぶ必要があります。JOTA-ORT(アウトドアランニングトレーナー)の資格講習会では、アウトドアトレーニングの実践に向けた基盤となる能力獲得を目指すことができます。
アウトドアスポーツが本来持つ楽しさや解放感を存分に味わってもらうため、専門家として必要な能力を講習会で身につけていきましょう!
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アウトドアトレーナーの資格取得をお勧めする職業6選!
- パーソナルトレーナー
- フィットネスクラブスタッフ
- 治療家(理学療法士、柔道整復師、鍼灸按摩マッサージ師 他)
- ランニングコーチ
- スポーツの副業をしたい一般企業の会社員
- これからトレーナーを目指す方や学生
1.パーソナルトレーナー
まず、アウトドアトレーナーの資格取得をお勧めしたいのは「パーソナルトレーナー」の皆さんです。現状「屋内」でトレーニング指導を行うことが前提となっているため、その活動の幅が広がることで顧客のニーズを満たす可能性が広がるといえるでしょう。また、クライアントの多くが娯楽としてアウトドアを楽しんでいることもポイントの一つです。自身と同じ趣味や強みを持つというだけで、あなたに対する信頼感は他のトレーナーよりも大きくなると考えられます。
※本協会では資格取得者にイベント講師などの求人を提供いたします。
2.フィットネスクラブスタッフ
パーソナルトレーナーと同様、施設内での指導が中心となるクラブスタッフが本資格を取得すると、「アウトドアイベント」の企画など、店舗としての収入源拡大や退会抑止施策(顧客満足度の向上)が図れるようになります。また自社で実施される研修以上に専門領域の知識取得が期待できるため、自社・自店内での信頼を得ることにもつながるかもしれません。
3.治療家
理学療法士や柔道整復師、鍼灸按摩マッサージ師などメディカル領域で活躍する皆さんへの取得もお勧めできます。より専門的な分野を「深く」勉強している皆さんにとって、意外と「他の領域」の勉強をする機会は多くありません。現在持つ専門性に加え、トレーナーとして活動する場合に求められる「幅の広さ」を身につければ、何倍もの価値と信頼を手に入れられるでしょう。治療家の副業として「運動指導」がメジャーになってきたものの、トレーナーの雇用資格として医療系資格が幅広く受け入れられてはいないため、自身で「野外」を活動のフィールドにできることは打開策になるかもしれません。
※本協会では資格取得者にイベント講師などの求人提供や、治療家のフィットネスクラブへの派遣などを行っています。
4.ランニングコーチ
陸上競技出身で「競技者としての経験値」が高い方が多い、ランニングコーチの方にもお勧めできる資格です。その経験値や技術は非常に高いものがありますが、学問的に身体の勉強をしたことがある方は少ないかもしれません。もともと野外フィールドで活躍している皆さんですが、その中でのブランディングや継続顧客獲得に一役買う能力として期待できるでしょう。また、一般企業の中で実践的に培われる「マーケティング能力」を本資格内で学べることも大きなポイントです。せっかくの高い技術を広く提供するに至らないのは勿体ない状況ですね。
5.スポーツの副業をしたい一般企業の会社員
働き方改革による副業解禁時代!といっても、受け入れ先の選択肢はまだ多くありません。webの知見が深い方には様々な選択肢がありますが、webはちょっと…と抵抗感がある方も少なくないですよね。学生時代まで部活動で頑張っていた方や、体育大出身の方が副業で運動指導ができたら楽しく働けるかもしれません。収入が目的のことが多い副業ですが、せっかくなら「楽しく」「得意分野」で働くことを目指したいと考えるのは自然なことです。
6.これからトレーナーを目指す方や学生
これからトレーナーを目指し、勉強を続ける方にはより強固な基盤をつくる良い機会になるでしょう。アウトドアトレーナーの資格は実戦経験豊富なマーケター、トレーナー、治療家が監修して構築されたカリキュラムのため「実践で使える」知識が学べるのは、勉強中の皆さんに向けて大切なポイントとなります。資格取得後に得られる「イベント講師」などの機会で実践経験を積んでいくことを推奨します。
※本協会では資格取得者にイベント講師などの求人を提供いたします。
アウトドアトレーナーになろう!
ここにあげた職業以外でも、幅広いニーズに対応できるのがJOTA-ORT(アウトドアランニングトレーナー)の特徴です。「仕事にする」ことに拘らず、ランニングやマラソンを行う団体でリーダーシップを発揮したい方などにも有意義な機会になるかもしれません。自身の能力向上や活動幅の拡大に向け、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか?
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