4月7日に緊急事態宣言が発令され、対象地域は今まで以上に強いメッセージで「不要不急の外出自粛」となりました。
そんな中で緊急事態宣言後の会見では「散歩やジョギングは問題ない」と具体的な発言があったため、自宅生活の息抜きにランニングをする人が増えています。
この機にランニングやその他アウトドアスポーツを始めた初心者の方にもわかりやすく、いくつか取り組むにあたっての注意事項を解説していきます。
ジョギング時の注意事項
慣れない方が注意したいのは「疲れすぎない」こと。この状況下でもジョギングや散歩が推奨される要因の一つとして、運動不足や閉塞感から訪れる心身へのストレス増大に伴う "免疫力の低下" があげられます。
そのため適度な運動は本協会でも勧めたいところですが、自身の体力レベルに合わない過度な疲労は "一時的な免疫力の低下" につながる恐れがあります。
ランニングに慣れている方も、いつも以上に時間があるからといって、長距離など強度の高いランニングをするのはお勧めできません。十分に留意して行っていきましょう。
余談ですが、「ランニング」と「ジョギング」の定義は異なり、ランニングがより広義で "走ること" を指しているのに対し、ジョギングは "軽く/ゆっくり走ること" です。この定義を理解したうえで、会見の発言に至っているのではないか…、と感じました。
昼間と夜間の違い
日光がもたらす健康効果を考えると、できるだけ午前10時から午後3時の間にあたる "日中" に運動をしてほしいところです。しかし、サラリーマンタイムで働いている方が平日の昼間に運動するのは現実的ではありません。
そこで夜間に自宅の周辺を走るという選択肢が出てきますが、自動車や自転車、周りの歩行者には十分注意をしてください。意外と知られていませんが、ランナーや歩行者は道路交通法上で「右側通行」が義務付けられています。交通ルールを守っていたとしても、身を襲う危険がなくなることが保証される訳ではありませんので、昼間以上に周囲に注意を払っていきましょう。
また、夜間に自動車を運転している方から歩行者やランナーは発見がしづらいため、「見えていない」ケースも多くあります。夜間用の "光を反射するウェア" などが各メーカーから販売されていますので、夜間の運動が多くなりそうな方は装備を整えることも検討しましょう。もちろん、実店舗へ足を運んでの買い物は気を付けるべきですので、ECサイトの利用を検討したいですね。
人が集まる場所を避けて
毎日のニュースで「三密」に注意して!というキーワードが流れていますので、いまさら言及いたしませんが、今は「一人で」運動することがとても大切です。
感染リスクの低いと言われている野外であったとしても、そこに向かうまでの交通機関や宿泊施設、場合によっては受付場所など、接触してしまうリスクがないか考える必要があります。
ソーシャルディスタンスで「2m以上離れて」と言われていますが、 "2m" では不十分ではないか?というレポートも出ています。散歩やジョギング時においても『十分な距離』をとって、運動することを心がけてください。
キャンプ場や山小屋など、アウトドアの拠点となる施設でも5月初旬まで休業を発表しているところが多くあります。たとえ一人での外出の場合でも、情報収集を怠らず、様々なリスクを回避するように努めていきましょう。
健康に気を配って、自宅生活を
ランニングやアウトドアスポーツに限らず、一人一人の意識を高めて、一日でも早く日常を取り戻したいですね。身体を思い切り動かす愉しさを満喫できる日々を心待ちに、自宅での健康増進に努めていきましょう。
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[…] 以前のブログ にて、期間中のジョギングやランニングについての注意事項を述べましたが、そこから数週間たち状況も刻々と変化してきています。「2mの距離では不十分というデータも」とお伝えしていた部分は「10m」という具体的な数字も各メディアで出てきましたね。引き続き情報収集に努めながら、この期間の過ごし方を考えていきましょう。 […]