今回は日本アウトドアトレーニング協会が認定するJOTA-OMT(アウトドアマウンテントレーナー)がどのような需要に対応し、取得することによってどのような能力が身につくのかを解説していきます。
日本で初めてとなるアウトドアシーンに向けたトレーニング資格の取得を、是非ご検討ください!
JOTA-OMTの講習会スケジュールは こちら
アウトドアマウンテントレーナーとは
まず、資格概要について確認していきましょう。
アウトドアマウンテントレーナーは登山やハイキングを指導するための資格で、講習会では主にアクティビティに臨む前の準備段階から当日のサポートを行うまでのノウハウを学ぶことができます。
また「仕事」として、イベントなどを企画する際に必要となる知識を幅広く得ることができます。野外環境のリスクや、考えうる法令の遵守、マーケティング理論などがそれにあたります。
次に皆さんが当資格を取得したとして、登山やハイキングをサポートしてほしいと感じている方がどの程度いるのか、市場を確認していきましょう。
4人に1人が登山やハイキングをしてみたい、と感じている
大手旅行会社が約2,000名を対象に実施した登山に関するアンケート調査(※)では過去5年以内に登山をしたことが「ない」人は全体の6割程度で、そのうち4割の方が「今後登山やハイキングをしてみたい」と回答しています。
つまり約4人に1人がなんらかの理由で登山やハイキングを行えておらず、潜在的には「行きたい!」と感じているということですね!
※出典:JTB WEBアンケート 調査結果(vol.103)
機会がない、体力が不安、の2つが行かない理由の半分以上を占める
同調査では最近の登山経験が「ない」と答えた人にその理由を聞いています。一番多かったのが「楽しむ機会がなかった」の30%で、次いで「体力的に自信がない」が23%となっています。「一緒に行く人がいない」の5%を加えると、約6割の人がトレーナーの介入で「行かない/行けない」理由を解消できると考えられそうです。
また今回は登山をしていない方にフォーカスをあてていますが、既に登山やハイキングを実施していて、挑戦する山の強度・難易度をステップアップさせたいと考えている人たちも含めると、より多くの方の需要に応えられる可能性があるのではないでしょうか。
他にはいない、体力面での専門家
「楽しむ機会がなかった」や「一緒に行く人がいない」に関してはツアーイベントの参加や、登山ガイドへの依頼などで解消できる可能性がありますが「体力的に自信がない」に関しては準備段階からサポートを受けないと、なかなか解消されません。
また、ツアーイベントやガイドへの申込は、基本的に初対面の専門家に依頼することとなるため、申込にハードルを感じ、実現しない場合も多そうです。
身近にいる運動指導の専門家が、アウトドアに関する知識を豊富に持っていて野外へ誘ってくれたり、事前準備からサポートをしてくれたらどうでしょう。「行きたいけど行けない…」人の悩みを、解決する一手となるかもしれません!
身近なアクティビティを得意分野に
「山に登る」ということは、日本人にとって馴染み深いことであり、とても"身近な"運動と感じる方も多いのではないでしょうか。日本では、古代から山は信仰対象とされていたため、文化として根付いているんですね。(2016年には国民の祝日に「山の日」も仲間入りしました!)
その反面、山域によっては遭難のリスクや危険動物との出会いなど「知らない」「経験がない」ことが大きなリスクになるという側面もあり、そういったリスクの部分も広く認知されていることから「手が出しづらい」と感じている方も少なくないでしょう。
国土の多くを占めるとされている山や森林を活用することはとても価値ある機会になるため、そこにある可能性に導くことを得意分野にできたら、素晴らしいことではないでしょうか。
アウトドアの資格を取って、好きなことを仕事にしよう!
先に述べた通り、山野をフィールドとして活動することにはリスクも伴います。そのリスクを最低限にコントロールすることも、指導者の責務となるため専門家が身につけなければならない知識や技術は多岐にわたります。
日本アウトドアトレーニング協会でも、アウトドアマウンテントレーナーの資格取得には15時間の講習受講に加え、試験の合格が必須となりますので、取得の実現に向けては強い「興味」や「努力」が必要になるでしょう。
逆に言えば、取得したいという気持ちをしっかりと持っていただいていれば基礎から学べるカリキュラムを準備していますので、ぜひ登山やハイキングに関する強みを持ちたい!と思っている方は、チャレンジしてみてください。
当協会ではアウトドアトレーナーのコアメンバーを募集していますので、ご興味ある方は是非気軽にお問い合わせください。
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